風のスケッチブック

記憶を旅する脳内タイムトラベラーの手帳

登下校 ー15歳ー

3年生後半くらいからでしょうか

C君と歩く登校コースは住宅街にポッカリと残された

広い野原を左手に見る道を選ぶようになっていました

手入れをされた野原でした

キリン草やブタクサの原っぱとは違う 

秋にはたくさんのコスモスが咲くような野原でした

それを左に見ながら歩いていますとチリンチリンと音がして

振り向くとつっぱり3人組です

オーッス!と言って我々を追い抜いてゆきます

毎朝大体この地点で3人組が追い抜いて行くのでした

きっと彼らもこの野原を気に入ってここの道を選んだのでしょう

つっぱり君たちを親しみやすく感じた思い出もあって

この道の記憶は感じのいい映像で脳内に保存されています