2024-05-09 帰途の空 日記 毎年夏休みには都心にある母の生家に長逗留しました 小さな古い家では 母の実姉と実父が落ち着いた静かな暮らしを 立てていました ゴタゴタの絶えない大家族に暮らす 私の普段の暮らしとはまるで正反対の日常が 好きでした その夏は兄姉たちの都合がつかなかったので 伯母が私の帰路に付き添ってくれました 車窓に見えた晩夏の空を寂しい思いで見ていたこと 覚えています 私を地元の駅まで送り届けると 伯母はすぐにきびすを返して都心に帰って行きました